末期がんの母を看病しながら製造会社の工場で働く高橋まどかは、彼氏からのDVから逃れるため、病気の母も仕事もすべて捨てて、石垣島に逃げることに。石垣島に到着早々、乗ったタクシーに荷物を持ち逃げされてしまうまどか。途方に暮れてるところに吉岡里美が通りがかり、助けてもらうことになる。連れていかれた居酒屋の店長や常連客、その仲間たちが、気落ちしているまどかを元気付けようとダイビングや、観光を案内してあげることに、その温かさに、徐々に石垣島の人に心を開いていくまどかであったが・・・しかしそこに待ち受けていたものは・・・・石垣島マラソンの日、事件が起こる・・・まどかは自分の人生をとりもどせるのか？

東京から逃げるように石垣島にやってきた主人公が、石垣島ならではのエメラルドグリーンの海、サンゴやマングローブ、離島ならではの人の温かさ、心を癒してくれる風景に触れ、人に裏切られそれでも人を信じようと努力し、成長していくヒューマンサスペンス。