上映作品


うしろから撮るな 俳優織本順吉の人生
新作料金
G
上映時間:82分
- 上映期間
- 6月14日(土)〜6月19日(木)
2024年製作/82分/G/日本
配給:パンドラ

この作品の上映日
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作品紹介

名脇役が最後に演じたのは“自分自身”か 撮る者 vs 撮られる者、それが最期の対話だった──
2015年夏。JR大宮駅に佇む俳優・織本順吉、88歳。これからひとり撮影に向かうところである。「私は老いを認めない織本にそれを突き付けようと撮影を始めた」という一文から始まる本作は、織本の娘・中村結美が2015年夏からの4年間、織本順吉に公私にわたり密着し、ホームビデオで織本の「素」の姿を明らかにしようとした記録である。カメラが収めるのは、糖尿病を患うも、食後血糖値を測るのを怠ったこと指摘され激高する姿、セリフ間違いにより10回もNGを出す姿、家族に「もう車の運転はやめてほしい」と言われまたしても激高する姿、長い役者人生における初めての降板、そして俳優人生初の「空白」……カメラは容赦なく、公私に渡り織本の“老い”を晒し出す。そしてまた、娘・中村が父に対して果敢に挑む様子がヒリヒリと映し出される。なぜ織本は、みじめな姿をカメラにさらし続けるのか?これも“演じて”いるのだろうか?家族に怒鳴り散らし、泣きわめきながらも時折織本が口にするのは、「覚え」そして「忘れる」ことを生業としてきた人間が“老い”に向き合う苦悩である。そしてカメラは、織本の最期の瞬間を映し出す─。
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