上映作品

銀河鉄道の父

新作料金 G 上映時間:128分
上映期間
6月30日(金)〜7月13日(木)

2023年製作/128分/G/日本

配給:キノフィルムズ

この作品の上映日

  • 12/22 (日)
  • 12/23 (月)
  • 12/24 (火)
  • 12/25 (水)
  • 12/26 (木)
  • 12/27 (金)
  • 12/28 (土)

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作品紹介

無名だった宮沢賢治を支えた、父と家族の絶対的な愛に涙する。
日本中に届けたい感動の物語

質屋を営む裕福な政次郎の長男に生まれた賢治は、跡取りとして大事に育てられるが、家業を「弱い者いじめ」だと断固として拒み、農業や人造宝石に夢中になって、父・政次郎と母・イチを振り回す。さらに、宗教に身を捧げると東京へ家出してしまう。 そんな中、賢治の一番の理解者である妹のトシが、当時は不治の病だった結核に倒れる。賢治はトシを励ますために、一心不乱に物語を書き続け読み聞かせる。だが、願いは叶わず、みぞれの降る日にトシは旅立ってしまう。「トシがいなければ何も書けない」と慟哭する賢治に、「私が宮沢賢治の一番の読者になる!」と、再び筆を執らせたのは政次郎だった。「物語は自分の子供だ」と打ち明ける賢治に、「それなら、お父さんの孫だ。大好きで当たり前だ」と励ます政次郎。だが、ようやく道を見つけた賢治にトシと同じ運命が降りかかる──。

今もなお唯一無二の詩や物語で、世界中から愛されている宮沢賢治。だが、生前の彼は無名の作家のまま、37歳という若さで亡くなった。彼の死後も、その才能を信じ続けた家族が、賢治の作品を諦めずに世に送り続けたために、高い評価を得るようになったのだ。
そんな賢治は「ダメ息子だった!」という大胆な視点から、賢治への無償の愛を貫いた宮沢家の人々を描き、第158回直木賞を受賞した「銀河鉄道の父」(著:門井慶喜)。「見たこともない賢治の物語」「深い愛に涙が止まらない」などと絶賛された傑作小説の映画化。

宮沢賢治の父・政次郎役に役所広司。賢治役に菅田将暉。賢治の妹・トシ役に森七菜。賢治の母・イチ役に坂井真紀。賢治の祖父・喜助役に田中泯。弟・清六役に豊田裕大らが出演。監督は、人と人との触れ合いや絆を通して、人生の豊かさを描いてきた成島出。エンドロールへとたどり着いた時、観る者の胸を張り裂けんばかりに満たすのは、政次郎や家族の賢治への絶対的な愛と、彼を信じる強い想い。ぶつかり合い、支え合い、輝かしくも美しい人生を送った宮沢賢治とその家族。賢治の没後90年となる2023年、どんなに時代は変わろうとも、家族の愛は変わらない。笑って、泣いたその後に、自分の家族に会いたくなる、あなた自身の物語。



監督
成島出
原作
門井慶喜「銀河鉄道の父」(講談社文庫)
脚本
坂口理子
出演
役所広司/菅田将暉/森七菜/豊田裕大/坂井真紀/田中泯
配給
キノフィルムズ
公式サイト
https://ginga-movie.com/