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2024.04.21(日)

お知らせ

「魚雲龍プレ回顧展~純粋で、自由で、曇りのない。~」開催のお知らせ

平素よりシアターエンヤをご愛顧いただき誠にありがとうございます。

今回は、映画館「シアターエンヤ」を運営している「一般社団法人Karatsu Culture Commission:カラツカルチャーコミッション」(以下KCC)からのお知らせです(KCCは、映画をはじめ文化・芸術を通して、唐津の地域振興に貢献をすることを目的とした非営利法人です。私達の活動は皆さまのふるさと納税支援などにより支えられています)。

皆さんは、唐津が育んだ奇才「魚雲龍(ぎょうんりゅう)」をご存知でしょうか?東唐津で産婦人科医院を開く傍ら、創作を続けられた明治生まれの画家・大浦正江(おおうらまさえ)さん(1903~86年)が名乗った雅号です。殆どの方が知ることなく歴史に埋もれている芸術家ですが、彼が無碍自在に生み出した創作物には常人の域を遥かに超え、見るものを圧倒させます。今回、ご縁あってご遺族から「今後の唐津のために役立てて欲しい」と譲り受けた魚雲龍の作品。その思いを受け、今後KCCでは、魚雲龍の作品を世の中に発表し、唐津の文化芸術の振興につなげていくような機会創出に取り組んでいきたい考えています。

そこで、第1弾として、4月29日(月祝)〜5月12日(日)の期間に「魚雲龍 プレ回顧展〜純粋で、自由で、曇りのない。~」をシアターエンヤのホワイエで企画・開催します。今年の秋~冬に予定している「魚雲龍・回顧展」の前座となるもので、 水墨画、書、陶芸、彫刻、油絵、版画、詩や俳句…とどまるところを知らない魚雲龍の創作への情熱を垣間見ることができます。今回は小さな展示会ですが、歴史に埋もれていた唐津が誇れる芸術家が世に見いだされる機会ですので、ぜひ、唐津やきもん祭りと一緒にシアター・エンヤで唐津に縁のあるアート鑑賞をお楽しみください。

▼「魚雲龍 プレ回顧展~純粋で、自由で、曇りのない。~」企画展詳細
【主 催】一般社団法人Karatsu Culture Commission
【期 間】4月29日(月祝)~5月12日(日)
【場 所】シアターエンヤ ホワイエ(〒847-0045佐賀県唐津市京町1783 KARAE 1階/TEL:0955-53-8064)
【時 間】10:00~19:00
【観覧料】無料

▼魚雲龍(ぎょうんりゅう)略歴 本名:大浦正江(おおうら・まさえ)(1903~86年)。
明治36(1903)年 熊本市生まれ。中学、高校と熊本で過ごし、その後唐津の医師大浦元修のもとへ婿養子として入る
昭和 3(1928)年 九州帝国大学(現:九州大学)医学部卒
昭和 7(1932)年 現在の唐津市東唐津に産婦人科を開業
昭和10(1935)年 陶芸を始める 昭和14(1939)年 第四回工芸作品展にて陶彫入賞
昭和16(1941)年 福岡岩田屋にて「絵と陶芸」個展(2回)
昭和17(1942)年 大阪松坂屋にて「絵と陶芸」個展
昭和17(1942)年 二科彫塑部に陶彫初入選
昭和26(1951)年 独立展に油絵初入選
昭和31(1956)年 第四回勤労者美術展絵画部にて油絵最高賞受賞
昭和31(1956)年 第四回勤労者美術展工芸部にて陶器入賞
昭和36(1961)年 一水会陶芸部に初入選
昭和40(1965)年 一水会賞受賞
昭和41(1966)年 一水会々員推挙
昭和42(1967)年 この年より、毎年伊勢丹、日動面廊西武の一水会展に無監査出品
昭和45(1970)年 三越本店 一水会々員展に出品、日動画廊 一水会展に出品 
昭和48(1973)年 福岡村岡屋ギャラリーにて「絵と陶芸」個展
昭和49(1974)年 福岡村岡屋ギャラリーにて「絵と陶芸」個展
昭和50(1975)年 福岡エン・キヤラリーにて「彩・つち」個展
昭和52(1977)年 福岡エン・ギャラリーにて「彩墨画展」個展 昭和61(1986)年 没 

 その他、シアター・エンヤのあるKARAEでは、唐津やきもん祭り期間中に皆さんが楽しめるイベントが盛りだくさんです! ゴールデンウィークは是非KARAEに足をお運びください。

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