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第1回演屋祭「金・銀・銅賞」受賞作品

第1回演屋祭では、佐賀県がコロナ禍における文化芸術支援として展開していた「LiveS Beyond(ライブスビヨンド)」と共に、全国から映像作品を募り優秀作品を選定し、また地元クリエイター支援として制作していただいた映像作品と一緒に、映画館「THEATER ENYA」で、映像作品の自主上映会をしました。唐津初のショートフィルムコンペティション映画祭となりましたが、全国から国境をも超え、多彩で素晴らしい映像作品が多く寄せられ、コロナ禍にもかかわらず沢山の地元の観客や、市民からなる「エンヤサークル」の皆さんに温かく見守られる中、映像の上映会&ティーチイン、授賞式を執り行いました。当日の詳しい様子はこちらの記事からご確認ください。応募された40作品のうち入賞作品は10作品、うち金・銀・銅賞は下記の通りです。銅賞は、地元高校生(撮影時は、中学生)が入賞を果たしました。入賞作品の総評と詳細は2021年演屋祭受賞作品アーカイブ記事をご確認下さい

金賞
ヴィスコンティに会いたくて

脚本・監督・主演/瑚海みどり
あらすじ
主人公は、過去に鬱になっていました。世の中に貢献するような生き方を選択すべきか、自分が納得するように生きるように選択すべきか、そんな問いに主人公が向き合い答えていくお話です。人の顔色ばかり伺って生きづらい現代の中、自分の人生は自分のもの、誰のためでもない自分のために生きてよいのだと言うメッセージを、私自身や同世代の皆さん、同様の立場にある女性の皆さんへの応援歌として作りました。

銀賞
BEFORE / AFTER
脚本・監督/GAZEBO
あらすじ
この後、世界中に新型コロナウィルスが蔓延することなど知る由もなく、川久保晴は一人芝居の脚本の締め切りに追われていた。そこに突然、もう一人の自分と名乗る者が現れる。彼女は一体どこから、なんのために現れたのか。
この映画は、最初の緊急事態宣言が解除された夏の暑い日に二人きりで作りました。最初はコロナのことなんか1ミリもストーリーに入れないで作ろうかと思ったのですが、何を作ろうか考えれば考えるほど、コロナのことについて触れずにはおれませんでした。今を生きる皆さんに、今観てほしい、今しか作れない映画です。

銅賞
レドモヨキト

脚本・監督/江口陽向
あらすじ
レドモヨキトには同級生や妹の友達に出演をお願いし、唐津の「高島」という島で撮影しました。内容は、起こしてしまった失敗を取り戻す為に、タイムリープ券を使って過去に戻るお話ですが、なかなか上手く行かず、とうとう最後の一枚に希望を託すというストーリーです。ラストシーンでは、ちゃんと現実の世界に希望を持てる友情ストーリーになっているので、ぜひたくさんの人に見てほしいです。