上映作品

麦秋(「優秀映画鑑賞推進事業」として上映)

特別料金 上映時間:125分
上映期間
3月1日(土)〜3月2日(日)

白黒/スタンダード/モノラル(濃淡型)/125分

配給:松竹(大船)

この作品の上映日

  • 03/15 (土)
  • 03/16 (日)
  • 03/17 (月)
  • 03/18 (火)
  • 03/19 (水)
  • 03/20 (木)
  • 03/21 (金)

03/15 (土)

上映はありません

03/16 (日)

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03/17 (月)

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03/18 (火)

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03/19 (水)

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03/20 (木)

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03/21 (金)

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作品紹介

「令和6年度優秀映画鑑賞推進事業」として、貴重な35㎜フィルムで上映!

「ストーリーよりも輪廻とか無情を描きたいと思った」とは小津安二郎の監督自身の言葉である。娘の結婚と、父母の郷里への隠棲でゆるやかに崩壊していく大家族、その別れの過程が小津監督独特の豊かなユーモアと厳密なスタイルで、あたかも自然のように描かれている点に特徴がある。これは戦後に脚本家、野田高梧とのコンビを復活させ、以後遺作まで二人の共同作業を続けさせることとなった『晩春』(1949)の主題をより広く展開したものであり、個々の人物が多彩になったぶん、作品世界の陰影が豊かになっていると言えるだろう。笠智衆、三宅邦子、菅井一郎、東山千栄子らがはまり役とも言える人物造型を見事に演じるとともに、杉村春子は息子の再婚相手に原節子を迎え狂喜する母親の姿を、絶妙な呼吸と身のこなしで表現してみせた。「余白を残す芝居」を心掛けたと言う小津監督の演出の妙は、繰り返し見るごとに明らかとなるだろう。物静かな表面を支える作品の底が厚いのである。「キネマ旬報」ベストテン第1位。

脚本・監督
小津安二郎
出演
原節子/笠智衆/淡島千景/三宅邦子/菅井一郎/東山千栄子/杉村春子/二本柳寛/井川邦子/高橋豊子/高堂国典/宮口精二/佐野周二
配給
松竹(大船)
鑑賞料金
500円 ※回数券、招待券、学生サブスク等対象外