上映作品
平行と垂直
- 上映期間
- 9月18日(金)〜9月24日(木)
2026年製作/118分/G/日本
配給:東映ビデオ
この作品の上映日
08/13 (木)
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08/14 (金)
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08/15 (土)
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08/16 (日)
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08/17 (月)
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08/18 (火)
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08/19 (水)
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作品紹介
兄と妹、それぞれの“これから”が交差するとき
浮かび上がる、お互いを想う気持ち
兄と妹は、まるで“平行”と“垂直”。交わらないようで、確かに支え合って立っている――。『平行と垂直』は、自閉スペクトラム症の兄・大貴と、結婚を控えた妹・希が、人生の節目にそっと触れ合いながら、自分たちの“これから”を見つめ直す物語だ。
清掃の仕事に就き、周囲のサポートを受けながら自立した生活を送る大貴(安田章大)。カウンセラーとして働きつつ、兄を支えることを当たり前としてきた希(のん)。変わらないと思っていた日常は、希の結婚話をきっかけに静かに揺れ始める。支えてきたつもりの妹、支えられていると思っていた兄。ふたりは初めて、お互いの存在がどれほど自分を形づくってきたのかに気づいていく。人生の転機は、過去と未来の両方を照らし出す。そこに浮かび上がるのは、言葉にしなくても確かに続いてきた“きょうだい”の絆だ。
安田章大、初の企画作品で光る
俳優たちの誠実な演技と確かな演出
本作の企画は、安田章大が山野海によるオリジナル脚本に強く心を動かされ、旧知の佐藤現プロデューサーに映画化を持ちかけたことから始まった。そこに企画意図に共鳴した小林聖太郎監督が加わり、自閉スペクトラム症(ASD)の専門家の監修を受けながら、約2年をかけて脚本を練り上げた。安田自身も大貴という人物を理解するため、専門家のレクチャーを重ね、ASDの特性を持つ人々が通う教育機関を訪れて交流を持つなど、役に真摯に向き合った。その積み重ねが、作品の核となる“人を想うこと”の真実味を支え、大貴の繊細な心の動きを支える確かな土台となっている。希を演じるのんもまた、脚本に込められた思いに深く共鳴し、障がいのあるきょうだいを持つカウンセラーから話を聞くなど、役の背景に丁寧に寄り添った。兄を思いながらも、自分の人生を歩もうとする希の揺れは、のんの自然体を感じさせる演技によって、観る者の胸にリアルに届く。
監督は『毎日かあさん』『マエストロ!』などで温かなヒューマンドラマを紡いできた小林聖太郎。デビュー作『かぞくのひけつ』で第47回日本映画監督協会新人賞と新藤兼人賞を受賞し、その確かな手腕で物語を積み重ねてきた。本作でも、大阪・堺を主な舞台に、ささやかな日常に潜む“支えること/支えられること”の揺らぎを、やわらかく、そして揺るぎない眼差しで描き出す。
兄妹の周囲にいる人々もまた、物語に奥行きを与える存在として丁寧に描かれる。希の恋人・雅也を演じる伊島空、兄妹の父・義孝を飄々と演じる高山トモヒロをはじめ、谷村美月、福田転球、芦川誠、早織、久保田磨希、神野三鈴、菅原大吉ら実力派が揃い、物語に豊かな層をもたらす。さらに、河野咲良、髙田幸季、武藤凪といった子役たちの存在感も、作品に瑞々しい息吹を与えている。
音楽を手がけるのは、堺市出身で日本アカデミー賞音楽賞優秀賞を三度受賞した富貴晴美。温もりある旋律が、兄妹の心の揺れをそっと包み込み、物語に寄り添う。そして主題歌「話そう」は、安田章大の推薦により浮(ぶい)が書き下ろしたもの。安田自身もコーラスとして参加し、観終わったあとに静かに余韻を残す。
本作が描くのは、特別な奇跡ではない。むしろ、日々の中で見落としがちな優しさや、気づかぬうちに交わしている思いやりだ。誰かと生きることの難しさと温かさ、その両方を抱えながら、それでも前へ進もうとする人々の姿が、観る者の心にそっと灯をともす。兄と妹がそれぞれの未来へ踏み出すとき、そこには確かに相手を思う気持ちがある。その気づきは、私たち自身の“これから”にも寄り添ってくれる。
忘れがちな思いやり、気づかぬうちに交わしている優しさ。本作は、そんな日常の奥にある小さな光をそっとすくい上げる。胸が温かくなる今年最高の感動作。
©2026「平行と垂直」製作委員会
- 監督
- 小林聖太郎
- 出演
- 安田章大、のん、伊島空、高山トモヒロ、谷村美月、福田転球、芦川誠、早織、久保田磨希、河野咲良、髙田幸季、武藤凪、林英世/神野三鈴、菅原大吉
- 原案・脚本
- 山野海
- 音楽
- 富貴晴美
- 企画
- 安田章大
- 製作幹事・配給
- 東映ビデオ
