劇場概要

劇場概要

劇場の概要
(1)映画館の名称
名称は公募によって決まりました。唐津のまちといえば、世界文化遺産「ユネスコ」にも登録された年に一度の秋の例大祭「唐津くんち」。「エンヤ」は、お祭りのかけ声にちなんでいて、「唐津くんち」のように、多くの方に親しまれ、文化芸術を発信する映画館となるようにと願いをこめました。
(2)客席数
62席(ペアシート2席×3台)
(3)設備
1スクリーン(W5150㎜×H2155㎜)、映写様式:35㎜映写機、DLPプロジェクター(Barco DP2K-10SLP)
(4)無料サービス
ブランケット、子供用シート、ホッカイロ、車いす
シアター・エンヤのヒストリー

唐津のまちに約22年ぶりに復活する映画館「シアター・エンヤ」は、「唐津でもう一度映画を観たい」というまちの声を受けて生まれました。前身は、「唐津シネマの会」という団体で、2012年より約8年間にわたって定期的に上映会を企画し、これまで約300作品の映画を届けてきました。活動を支えたのは、唐津のまちづくりメンバーやFMラジオ、子育て支援団体からなる唐津シネマの会協議会メンバー、法人会員となってくださった地元企業、そして映画のセレクトなどを行ってきた市民サークルの皆さんでした。

「映画で唐津のまちと人のハートを元気にする!」をスローガンに、いつか唐津のまちに映画館を復活させることを夢見ていました。

シアター・エンヤと映画『花筐/HANAGATAMI』

シアター・エンヤを運営する一般社団法人Karatsu Film Projectでは、大林宣彦監督作品『花筐/HANAGATAMI』(2017年)の製作に携わりました。

きっかけは、映画館の前身となった「唐津シネマの会」を通して、交流のあった大林監督から、40年前に手掛けた脚本が届いたこと。原作は、三島由紀夫が小説家を志す契機となったともいわれる檀一雄の青春群像劇を描いた『花筐』。実はこの小説、唐津の風景を思い浮かべて書かれたそうで、それを聞いた大林監督一行らは、40年以上前にロケハンで唐津を訪れ、脚本を温めていたそうです。

そこで、当時「唐津シネマの会」は、辻幸徳会長を筆頭に、50年後、100年後も唐津の風景が残る名作を監督とともにつくろうと決意し、まちの名士と言われる人々と唐津のあらゆる団体・地元企業とで「唐津映画製作推進委員会」と一般社団法人「Karatsu Film Project」を発足させ、映画の製作資金1億円を調達し、40ヶ所を超える唐津のロケ地撮影、3000人もの市民ボランティア・エキストラの参加、そして奇跡的に「唐津くんち」や唐津に遺る歴史的建造物や文化財での撮影を実現しました。

のちにこの作品は、第72回毎日映画コンクール「日本映画大賞」をはじめ数々の賞を受賞し、世界25か国を超える国の映画祭に招待されました。

シアター・エンヤは、唐津で『花筐/HANAGATAMI』を製作できた奇跡を唐津の文化遺産として次世代に伝えるため、市民600円で定期的な映画の上映会を予定しています。

シアター・エンヤの映画を通したまちづくり

シアター・エンヤのある唐津市は、人口約12万人の佐賀県にある地方都市。「唐津焼」や「唐津くんち」など独自の文化を持ち、日本三大松原である「虹ノ松原」と玄界灘に面した唐津湾からなる風景は、「白砂青松」の自然美を誇ります。

そんな唐津市ですが、10年後には人口約10万人に減少し、3人に1人が60歳以上となります。人口減少・少子高齢化の進む地方都市で、文化芸術に触れる機会は減り続けています。シアター・エンヤは、そんな時代だからこそ、「総合芸術」と言われる映画を通して地域の活性化に取り組みたいと思っています。

映画は文化的娯楽でいて、着飾りもせず、老若男女が楽しめる大衆娯楽です。高齢者にとっては、日々の楽しみや生きがいに、子どもたちにとっては豊かな文化教育になります。また、映画は私達に様々な国や地域の文化や価値観、世界を見せてくれます。

そのような映画の可能性を信じて、シアター・エンヤは、映画館での上映の他、映画を通した地域の文化芸術の振興、活性化に貢献するため、通年を通して下記のような企画を予定しています。

子ども映画づくりワークショップ

子ども達が映画をつくる楽しさを学ぶワークショップです

夏だよ子供映画館

唐津中央商店街の毎年夏休みに開催する子供&パパママ向けに開催する無料上映会

シマ・シネマ

唐津のまち以上に娯楽がなくなっている島に映画を届ける移動上映会


ティーチイン・イベント

映画監督や俳優さんなどをお招きして映画製作にかけた思いや秘話を聞くトーク上映会

フクシネマ

高齢化が進む社会で、介護や福祉について沢山の人に知ってもらう企画上映会

アカデミックシアター

社会問題に焦点を充てた映画やドキュメンタリー上映+専門家を呼んでトークイベント企画

その他、国立映画アーカイブが所蔵する映画を35mmフィルムで上映する企画「フィルムdeシネマ」や、唐津にゆかりのある映画を上映したり、短編映画のコンペティションをしたりする「唐津映画祭」を開催予定です。

シアター・エンヤサポーター募集

シアター・エンヤを運営する一般社団法人Karatsu Film Projectは、佐賀県NPO支援ふるさと納税や法人会員「友の会」を通して、私達の映画によるまちづくりを応援してくださる方を随時募集しています。詳しくは、サポーター募集ページをご覧ください!