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法人スポンサー

09 Interview

モノづくりの架け橋として九州の製造業を支える。唐津に根差した専門商社が語る、地元への恩返し─長野電興株式会社

唐津市の中心市街地に22年ぶりに復活した映画館「シアターエンヤ」。その活動を支える法人スポンサーの方々に、地域への想いを伺うインタビューシリーズです。今回は、九州の製造業を陰で支える専門商社、長野電興株式会社 代表取締役社長の長野恭典様にお話を伺いました。

九州で唯一の信頼を背負う、電子部品の目利き

はじめに、長野電興様の歩みと事業内容について教えてください。

弊社は昭和50年(1975年)に父が創業し、今期で52期目を迎えます。私は2代目として家業を継ぎ、33年が経ちました。主な事業は、工場で必要とされる絶縁材料やプラスチック成型品などを扱う卸売業です。特に主力となっているのが、電子機器の心臓部ともいえる「プリント基板」の材料。実は弊社、九州管内では唯一のパナソニック(旧パナソニック電工)の代理店なんです。

「九州で唯一」というのは、非常に大きな信頼の証ですね。

先代が築き上げたパナソニックとの強固な信頼関係があり、今もその絆を大切に守っています。同業他社と競い合って消耗するのではなく、互いのテリトリーを尊重しながら、北部九州を中心としたメーカーへ確実に材料をお届けする。派手な仕事ではありませんが、日本のモノづくりに欠かせない「橋渡し役」を担っているという自負があります。また、本業を盤石にするため、ご縁のあった不動産賃貸業なども手がけています。家族経営ならではの機動力と、長く続くお付き合いを大切にする姿勢で、コツコツと歩みを進めています。

唐津に居続けることが、この街への恩返し

長野社長にとって、地元・唐津はどのような存在でしょうか。

私は唐津で生まれ育ち、一度は福岡で就職しましたが、25歳の時にこの街に戻ってきました。会社としても、これからもずっと唐津に腰を据え、事業を続けていく。そのこと自体が、お世話になった地元への恩返しになると信じています。

映画館は、唐津の「文化の象徴」

シアターエンヤへはオープン当初から通ってくださっているそうですね。

実は、以前はそれほど頻繁に映画を観る習慣はなかったんです。でも、かつて唐津にあった映画館が閉館してしまった時は、やはりどこか寂しい気持ちがありました。それが、いきいきとした街の拠点「KARAE」の中にシアターエンヤが誕生したことで、自分の中の映画熱に火がつきました(笑)。自宅から近いこともありますが、何よりこの空間で映画を観る時間が楽しみになったんです。

最後に、シアターエンヤへの応援メッセージをお願いします!

唐津という街は、これから先、文化や芸術の面でこそ輝き続け、生き残っていく土地だと私は考えています。
そんな街に、20年以上の時を経て復活した映画館は、まさに「唐津の文化の象徴」です。この素晴らしい施設がなくなってしまうことは、街にとって計り知れない損失。だからこそ、地域の宝としてみんなで守り通していかなければなりません。シアターエンヤがこれからも長く愛され、残っていくことを心から願っています。


【編集後記】
「九州で唯一」の看板を背負いながらも、語り口はとても穏やかで謙虚な長野社長。映画館を「守り通さなければならない文化の象徴」と断言される姿に、静かな情熱を感じました。街の産業を支えるプロの目に、今のシアターエンヤはどう映っているのか。そんな視点で作品を選んでみるのも面白いかもしれません。

※私達の活動は、スポンサーの皆さまによって支えられています。スポンサーにご関心のある方は、コチラからお問い合わせ下さい

長野電興

長野電興株式会社 設立:昭和50年 本社所在地: 〒847-0861 佐賀県唐津市二タ子3丁目14−4 社員数 :3名