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2024.04.20(土)
『りりィ 私は泣いています』舞台挨拶&ミニライブレポート!!
平素よりシアター・エンヤをご愛顧いただき誠にありがとうございます。
4月19日(金)に実施しました『りりィ 私は泣いています』舞台挨拶&ミニライブのレポートです!
髙間賢治監督、ミュージシャンでりりィのパートナーでもある齊藤洋士さんにご登壇いただきました。
▼作品紹介『りりィ 私は泣いています』
2016年に64 歳でこの世を去るまで、シンガーソングライターとして、また女優として活動しつづけた、りりィ。映画撮影監督の髙間賢治はその「りりィ+洋士」のライブを見て感動、2013 年から10 年撮り続けようとライブ公演を独力で記録。しかし、りりィの体調悪化により2015 年に中断を余儀なくされる。映像は数年放置されたが、熊谷達文の編集により《りりィに会いたい》というDVD に結実し、ユニバーサルミュージックから発売された。本作はそのライブ映像に加え、生前りりィと交流のあった多彩なゲストたちのインタビュー映像を交えて、在りし日のりりィの音楽性・人物像とその魅力を浮き彫りにしていく劇場用映画作品である。
またこの作品は、愛するパートナーを失い、絶望、挫折、果てしない喪失感を乗り越えようと苦闘する一人の男(齊藤洋士)の物語にもなっている。
今作『りりィ 私は泣いています』はこの日が九州初上映。平日にもかかわらず、多くのファンの方がお越しくださいました。
髙間監督に、今作を制作されたきっかけをお伺いしました。
「最初は《りりィに会いたい》のDVDを上映+齊藤さんのライブ ようなイベント上映会を考えていたが、“それだったら映画としてしっかり作りこんだ方がいい”とアドバイスを受け、劇場用映画にすることを決めた。りりィが所属している事務所に相談し、高田渡のドキュメンタリーを参考に、ゲストたちにインタビューを撮影した」と振り返りました。
髙間監督からこの話を聞いた齊藤さんは「歌を歌えと言われても、心身ともにボロボロで歌える状態ではなかった。髙間監督に頼まれて、リハビリして練習して、ようやく人前で演奏できるまでになった。でも、もう劇中のようなプレイはできない」と話されました。
りりィとのエピソードをお聞きしました。
髙間監督は「りりィのライブを見るまでは、曲も『私は泣いています』くらいしか知らなかった。ライブを見て“これは記録しておかなくては”というほどに衝撃を受けた」とりりィとの出会いを振り返りました。また「この映画のパンフレット製作の際に、色々な方からりりィについて寄稿してもらった。その文章を読んで“りりィって、こんなにすごいことをやってきた人だったのか”と新たな発見があった」と話されました。
齊藤さんは「りりィのバックでギターを弾いていたはずが、私が歌う場面が増えていき、りりィと私の歌う割合がいつの間にか半々くらいになっていた。“お客さんはりりィの歌を聴きに来てるのに、これはおかしいでしょう”と言ったら、りりィは“じゃあユニットにしよう”ということで、《りりィ+洋士》というユニットになった」と振り返りました。
お客様との質疑応答では、「りりィは福岡出身だが、福岡でのエピソードは何か聞いていますか」と質問が挙がりました。齊藤さんは「小学生まで天神に住んでいて、家の裏庭から出てすぐ海だったそう。貝殻を拾って遊んでいたらしい」と話されました。
別のお客様からはりりィの手話のシーンについての質問が挙がり、「『残そう』という曲で手話を入れている。あらゆる人に伝えたいという思いがあったのだろう。手話教室に通って勉強していた」と話されました。
お客様との質疑応答のあとは、齊藤洋士さんによるミニライブを行いました。
映画でも歌われている『時の流れ』ほか、3曲を演奏してくださいました。気持ちのこもった演奏にお客様もスタッフも感動し、涙を流される方もいらっしゃいました。
最後に髙間賢治監督から、「シアターエンヤでの『りりィ 私は泣いています』上映は、ファンの皆さまからの熱い声があったから実現できました。大規模な宣伝ができていないので、映画のことを友人に広めていただければと思います。応援よろしくお願いします」とメッセージをいただきました。
舞台挨拶後、パンフレットご購入の方にサインをいただきました。
映画『りりィ 私は泣いています』はシアターエンヤでは4/25(木)までの上映。
その後も全国で上映は続いていきます。
髙間賢治監督、齊藤洋士さん、そしてご来場のお客様、ご参加いただき誠にありがとうございました。
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