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2022.08.09(火)
『森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民』ティーチイン付舞台挨拶のお知らせ
平素よりシアター・エンヤをご愛顧いただきありがとうございます。
KARAE1階にある映画館シアター・エンヤにて、9月2日(金)~9月4日(日)の3日間限定で公開されるドキュメンタリー映画『森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民』のティーチイン付舞台挨拶が決定しました!全日程で舞台挨拶を実施し、ゲストとして金子遊監督とご出演の言語学者・伊藤雄馬さんをお招きします。
★イベント内容
【日 時】
①9月2、3日(金土)14:00の回上映終了後、ゲストによるティーチイン舞台挨拶予定
②9月4日(日)15:00の回上映終了後、ゲストによるティーチイン舞台挨拶予定
【ゲスト】金子遊監督(9月3,4日ご登壇)、伊藤雄馬さん (全日程ご登壇)
【料 金】一般1,800円、シニア(60歳以上)1,100円、3歳~大学生1,000円 ※シニア、学生は要証明書
【備 考】
・チケットは当日上映分のみ劇場窓口、WEBでご購入できます。
・新型コロナウイルス感染拡大の状況により、変更、中止になる可能性もございますので予めご了承ください。
・ご来場の際は、必ずマスクの着用をお願いします。
★作品紹介
タイ北部やラオス西部のゾミア(山岳地帯)で暮らし、400 人程度しかいない少数民族であるムラブリ族。バナナの葉と竹で寝屋をつくって野営し、平地民から姿を見られずに森のなかを遊動するムラブリ族の生活。タイ人は彼らを「黄色い葉の精霊」と呼んだ。本作は、6 ヶ国語を自由に話し、文字のないムラブリ語の語彙を収集する、言語学者・伊藤雄馬とともに足かけ2年、ムラブリ族を追ったドキュメンタリー映画である。伊藤はラオスで狩猟採集を続けるグループへの接触を試み、カメラは世界で初めて、ムラブリ族の謎めいた生活を 撮影することに成功する。今は村に住んでいるタイのムラブリ族の 1 人に、以前の森の生活を再現してもらうなど、消滅の危機にある貴重な姿をカメラに収めた。インドシナ半島の密林におけるサステナブルで、政府からも自由でアナーキーな生き方を見つめることで、文明社会で暮らす私たちにも、「真に重要なことは何か」が見えてくる。
作品WEBサイト:https://muraburi.tumblr.com/
★金子遊(かねこ・ゆう)監督プロフィール
1974年生まれ。埼玉県出身。映像作家、批評家。劇場公開映画に『ベオグラード 1999』(09)『ムネオイズム』(12)『インペリアル』(14)。『映画になった男』(18)は2022年3月より全国劇場公開。プロデュース作『ガーデンアパート』(18) はロッテルダム国際映画祭、大阪アジアン映画祭で上映され全国劇場公開。『森のムラブリ』(2019)が長編ドキュメンタリー映画の5作目。批評家として、著書「映像の境域」でサントリー学芸賞<芸術・文学部門>受賞。他の著書に「ドキュメンタリー映画術」「悦楽のクリティシズム」「光学のエスのグラフィ」 など。 共編著に「ジョナス・メカス論集」「アニエス・ヴァルダ」、共訳書にティム・インゴルド著「メイキング」、アルフォンソ・リンギス著「暴力と輝き」など。ドキュメンタリーマガジン neoneo 編集委員、東京ドキュメンタリー映画祭プログラム・ディレクター。
★伊藤雄馬(いとう・ゆうま)さんプロフィール
1986年生まれ。島根県出身。京都大学大学院文学研究科研究指導認定退学後、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所にて日本学術振興会特別研究員(PD)。2018 年より、富山国際大学専任講師。
学部生時代から、タイ・ラオスを中心に現地に入り込み、 言語文化を調査研究している。ムラブリ語が母語の次に得意である。論文に「ムラブリ語の 文法スケッチ」(『地球研言語記述論集』)、”A Note on Terminology for Bamboo and its Use in the Mlabri, a Hunter-gatherer Group in Thailand”(『富山国際大学紀要 現代社会学部』)など。
本作では、出演のほか現地コーディネーター、翻訳として携わっている。
この機会に是非、ゲストの貴重なお話を聞いてみてはいかがでしょうか。
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