NEWS

2024.01.10(水)

イベント

『アアルト』トークイベント開催決定!!

平素よりシアターエンヤをご愛顧いただき誠にありがとうございます。
1月19日(金)~1月25日(木)の1週間限定で上映する、フィンランドを代表する建築家、デザイナーであるアルヴァ・アアルトを描くドキュメンタリー映画アアルトのトークイベントが決定しました!
ゲストとして、映画監督、そして福岡建築ファウンデーション活動会員でもある神保慶政さん、紙漉(かみすき)職人として活躍されている「紙漉思考室(かみすきしこうしつ)」の前田崇治さんをお迎えします。

▼イベント詳細
【日程】
1月21日(日)14:00の回上映後
【料金】
一般1,800円、シニア(60歳以上)1,100円、3歳~大学生1,000円 ※シニア、学生は要証明書
【備考】
・チケットはご鑑賞ご希望日の5日前から劇場窓口、WEBでご購入できます。

今回のイベントは、映画監督で福岡建築ファウンデーション(FAF:https://www.fafnpo.jp/)会員の神保慶政さんよりご提案いただきました。建築だけではなく家具・食器も手がけたアルヴァ・アアルト。そのキャリアをひもとくと、「触覚」というテーマが浮かび上がります。映画の中でも約90年前にできたヴィボルグ図書館の木の手すりを子どもたちが触るシーンが印象的に描かれていますが、機能性やデザインだけではなく、「触れる」対象として建築を考えることは、コミュニケーション、つくること、使うことなど、「触れる」という行為の本質をみつめ直すきっかけともなります。それは、「風土から貰い物をして創作する」という唐津の伝統文化の特質に触れながら、手仕事の伝統文化と建築の親和性にも繋がります。
そこで、唐津の作家として、建築方面でもコラボをされている紙漉思考室の前田崇治さんにもご参加いただくことになりました。
今回のトークイベントを通して、皆さんの建築や唐津の手仕事への視点や関心が広がり、また少しでもその本質に迫ることができればと考えています。

▼作品紹介
『アアルト』
フィンランドを代表する建築家・デザイナー、アルヴァ・アアルト(1898-1976年)。不朽の名作として名高い「スツール60」、アイコン的アイテムと言える「アアルトベース」、そして自然との調和が見事な「ルイ・カレ邸」など、優れたデザインと数々の名建築を生み出した。そんなアルヴァ・アアルトのデザイナーとしての人生を突き動かしたのは、一人の女性だった――。「幼い頃、アアルトが設計した図書館で過ごし、彼の建築の虜になった」と語るフィンランドの新鋭ヴィルピ・スータリが、アルヴァの最初の妻、アイノとの手紙のやりとり、同世代を生きた建築家や友人たちの証言などを盛り込みながら、アアルトの知られざる素顔を躍動感溢れるタッチで描き出す。主張しすぎない。けれど、側に置くだけで心が豊かになり、日常が彩られる。人と環境に優しいデザインで、現代の生活にも溶け込む逸品はどのようにして生まれたのか。2023年は、アルヴァ・アアルトの生誕125周年にあたる。アルテックの家具やイッタラのアイテムなど、後世に残る名作の誕生秘話も必見!
作品WEBサイト:https://aaltofilm.com/

▼登壇者プロフィール
◎神保慶政(じんぼ・よしまさ)さん
映画監督。東京出身、子育てきっかけで福岡を拠点にする。上智大学卒業後、秘境専門旅行会社に就職し、南アジアのツアーを中心に手配・営業・添乗を担当。その後、映画監督を目指し退職し、長編『僕はもうすぐ十一歳になる。』が2014年に日本映画監督協会新人賞にノミネートしたほか、日本・韓国で4本の短編を監督し国内外で上映。最新作はイラン・シンガポールとの合作、5ヶ国ロケの長編『On the ZeroLine』(国内配給準備中)。2021年、ベルリン国際映画祭の人材部門に選出。 近年はドキュメンタリーに転向を図り、「サイダー(リンゴ発泡酒)」がテーマの長編を企画開発、「現代女性が母親になる/ならないこと」に関する中編を撮影中。 そのほか、複数社への企業参画や子ども映画ワークショップ開催など、分野を横断して活動中。
※神保さんは『アアルト』の監督ではございません。

◎前田崇治(まえだ・たかはる)さん
1978年唐津市生まれ。大学卒業後、土佐和紙に魅せられ、高知県で手漉きによる紙づくりを学ぶ。2007年、唐津市七山にて独立し「紙漉思考室」を設立。唐津くんちの13番曳山「鯱」の修復に携わった。紙はあくまで表現の素材であるという考えのもと、様々なデザイナーや企業とコラボし、インテリアからプロダクトまで多様な紙作品を世に送り出している。シアターエンヤが入る複合商業施設KARAEの3FにあるHOTEL KARAEの客室には、前田さんの作品が飾られている。
※前田さんをご紹介した記事を下記のKARAE WEBサイトに掲載していますので、ぜひご覧ください。
https://karae.info/news/karae-journal-vol-05/

皆さまのお越しをスタッフ一同心よりお待ちしております。

【THEATER ENYA事務局】
〒847-0045 佐賀県唐津市京町1783 KARAE1階 TEL:0955-53-8064 FAX:0955-72-3288
公式Facebook
公式Twitter
公式Instagram