NEWS

2024.11.12(火)

イベント

ぴ~ぷる様制作「~故郷とともに生き 故郷とともに逝く~ 孤軍奮闘する若き医師の挑戦」のティーチイン付上映会のお知らせ

平素よりシアターエンヤをご愛顧いただき誠にありがとうございます。
シアター・エンヤでは、唐津市のケーブルテレビ局株式会社ぴ~ぷる様が制作し、第50回日本ケーブルテレビ大賞番組アワードコンペティション部門優秀賞、「第44回『地方の時代』映像祭」でケーブルテレビ部門優秀賞をそれぞれ受賞したドキュメンタリー番組「~故郷とともに生き 故郷とともに逝く~ 孤軍奮闘する若き医師の挑戦」のティーチイン付上映会を開催いたします。ゲストとして、番組にご出演の七山診療所院長・阿部智介さん番組制作者である田中直也ディレクターをお迎えします。

▼イベント詳細
12月1日(日)
13:00~14:00 「~故郷とともに生き、故郷とともに逝く~ 孤軍奮闘する医師の挑戦」上映
14:00~14:40 ティーチイン
※入場無料

▼「~故郷とともに生き 故郷とともに逝く~ 孤軍奮闘する若き医師の挑戦」作品紹介 
 
舞台は過疎化が進む唐津市七山地区。この地区で唯一の診療所「七山診療所」の院長を務める阿部智介さんの地域医療に奮闘する姿を追った番組。44年前当時、無医村だった七山に診療所を開設し、32年間地域医療を支えてきた父の背中をみて医師を志した阿部さん。父が急逝した12年前からたったひとりで七山の住民の命を守り続けている。人口約1700人、高齢独居世帯の増加、老老介護の常態化が進む七山。阿部さんは故郷を守ろうとした父の信念と覚悟を受け継ぎながら、外来診療や在宅診療を行うほか医療インフラの集約や在宅医療及び介護の体制構築に尽力している。
阿部さんが大切にしていることは「地域の人たちが最期まで故郷で安心して暮らせる環境を築くこと」。
阿部さんの真摯に取り組んだ地域医療の活動が見事評価され、2023年「やぶ医者大賞」を受賞。やぶ医者といえば腕の悪い医者というイメージだが、本来は「兵庫県の養父にいた名医」が語源。そのことにちなみ地域医療に貢献する若手医師を称えようと10年前に賞が創設され、阿部さんは佐賀県で初の選出となった。
白衣ではなくジャージ姿で山間部を駆け回る医師。「過疎地の医療破綻は避けたい」と心血を注ぎ地域医療の体制維持につとめる“真のやぶ医者”の姿を映像を通して伝えている。過疎地医療の実情や社会の課題、過疎化が進む中山間地域で孤軍奮闘しながら患者に寄り添う阿部さんの姿、医師のあり方を教えてくれた亡き父への思い、働く原動力となる家族への思いを番組の中に織り交ぜながら住民の命を守る阿部さんの覚悟や思いを描いている。

▼阿部智介(あべ ともすけ)さんプロフィール

2006年東京医科大を卒業。父、孝昭さんが無医村だった七山村(現・唐津市七山地区)に開設した診療所を、父の死を機に約11年前に引き継ぎ、「故郷を守りたい。やれることは全力でやりたい」との一心で地域と向き合ってきた。阿部さんは、過疎地における生活の維持と災害対応のためにインフラの集約化が必要と考え、行政と協議をし、市役所支所の七山市民センターに医科及び歯科診療所、調剤薬局の移転集約を実現。また、過疎地域の生活維持のためには、予防による自助や地域での互助が重要と考え、「知る」ことをコンセプトに、歯科医師や保健師と共同して七山地区の全14集落で巡回寺子屋と名付けて啓発活動を推進している。また、七山地区だけでなく当該市町全体の在宅医療・介護連携事業の責任者としてACP(アドバンス・ケア・プランニング)の普及や在宅医療及び介護の体制構築に努めている。
2023年11月、兵庫県 養父やぶ 市主催のやぶ医者大賞受賞。やぶ医者の語源が養父にいた名医との説にちなんだ賞で、医療過疎地域の病院や診療所に5年以上勤務する50歳以下の医師・歯科医師を対象に選考する。10回目となる今回は8人の応募があり、阿部さんと福井県の医師計2人が選出された。
そして、「やぶ医者大賞」をきっかけとして日本医師会での講演を行い、その内容を踏まえて日本医師会未来医師会ビジョン委員会委員に任命。これから活動の場を広げながら過疎地医療の体制づくりに取り組んでいく。

▼第50回日本ケーブルテレビ大賞番組アワードコンペティション部門優秀賞を受賞した田中直也さん
 

皆さまのお越しをスタッフ一同心よりお待ちしております。

【THEATER ENYA事務局】
〒847-0045 佐賀県唐津市京町1783 KARAE1階
TEL:0955-53-8064 FAX:0955-72-3288
公式Facebook
公式Twitter
公式Instagram