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2024.09.03(火)

お知らせ

9月は福祉映画月間!

平素よりシアター・エンヤをご愛顧いただき誠にありがとうございます。
少子高齢化が進む日本。唐津も例にもれず、2035年には2.5人に1人が60歳以上という社会になると言われています。さらに平均寿命は延び続け、人生100年といわれる時代に、福祉は誰にとっても他人事ではなく、私達の身近な”自分事”となっています。
そこでKARAE1Fの映画館シアター・エンヤでは、映画を通して少しでも福祉を身近に感じていただきたいと思い、「敬老の日(2024年は9/16)」や「世界アルツハイマーデー(9/21)」が制定されている9月に「福祉映画特集」を実施しています。今年は、例年よりもパワーアップし、7作品上映!9月を「福祉映画月間」として、様々な視点で描いている見応え十分な映画をお届けします。
この機会に、映画を通して自分や家族の幸せ、そして周りの人達の幸せを見つめてみませんか?

 【上映作品】
◆『ハロルド・フライのまさかの旅立ち

上映日:9/6(金)〜9/19(木)※9/13(金)休映
定年退職し、妻のモーリーンと平凡な生活を送るハロルド・フライ。ある日、北の果てから以前一緒に働いていた同僚クイーニーから手紙が届く。ホスピスに入院中の彼女の命はもうすぐ尽きるという。ハロルドは返事を出そうと家を出るが、途中で心を変える。彼にはクイーニーにどうしても会って伝えたい“ある想い”があった。ホスピスに電話をかけたハロルドは「私が歩く限りは、生き続けてくれ」と伝言し、手ぶらのまま歩き始める。歩き続けることに、クイーニーの命を救う願いをかけるハロルド。目的地までは800キロ。彼の無謀な試みはやがて大きな話題となり、イギリス中に応援される縦断の旅になるが──!?

◆『かづゑ的
上映日:9/6(金)〜9/12(木)
瀬戸内海にある国立ハンセン病療養所、長島愛生園。宮﨑かづゑさんは10歳で入所してから約80年、ずっとこの島で生きてきた。病気の影響で手の指や足を切断、視力もほとんど残っていない。それでも、買い物や料理など周囲の手を借りながらも自分で行う。患者同士のいじめに遭い、つらかった子ども時代。家族の愛情と、たくさんの愛読書が、絶望の淵から引き上げてくれた。そして夫の孝行さんと出会い、海沿いの夫婦寮で自然とともに暮らしてきた。かづゑさんはいつも新しいことに挑戦している。78歳のときにパソコンを覚え、84歳になって初の著作となるを出版。類まれな表現力で日常を瑞々しく綴り、版を重ねている。90歳も半ばになったかづゑさんは言う、「できるんよ、やろうと思えば。」

◆『九十歳。何がめでたい
上映日:9/13(金)~9/26(木)
佐藤愛子のベストセラーエッセイ集『九十歳。何がめでたい』の実写映画化。数々の文学賞を受賞してきた佐藤愛子が、作家生活を引退して来客もなくなり鬱々と過ごしていたところに、冴えない中年の 編集者・吉川がエッセイの依頼を持ち込む。「いちいちうるせえ!」と世の中への怒りを⾚裸々に書いたエッセイは意図せず大好評となり、愛子の人生は90歳にして大きく変わっていく。100歳の現役作家と90歳の現役俳優の、めでたいふたりのタッグで、「生きづらい世の中」に悩むすべての人に送る、現代社会を“一笑 両断”する痛快コメディエンターテイメント映画。

◆『映画 聲の形』※旧作料金
上映日:9/13(金)~9/19(木)
退屈することを何よりも嫌うガキ大将の少年・石田将也は、転校生で聴覚障害者のある少女・西宮硝子へ好奇心を抱き、硝子の存在のおかげで退屈な日々から解放される。しかし、硝子との間に起こったある出来事をきっかけに、将也は周囲から孤立してしまう。それから5年。心を閉ざして生き、高校生になった将也は、いまは別の学校へ通う硝子のもとを訪れる。
これはひとりの少年が、少女を、周りの人たちを、そして自分を受け入れようとする物語ー。

◆『ドクちゃん-フジとサクラにつなぐ愛-
上映日:9/14(土)~9/19(木)
混沌とした世界で、日本は終戦78年周年を迎え自身の実体験から平和の大切さを語る時代から、「語り継ぐ」時代へと移行している。結合双生児という宿命を持って生まれ、いま夫となり、父となった「ドクちゃん」は あの分離手術から35年を経て、「平和」の大切さを伝える使命とともに今を生きている。現在のドクさんは夫として、双子であるフジくんとサクラさんの父として、そして闘病中の義母を自宅介護しつつ、自身も入退院を繰り返しながら一家の唯一の稼ぎ手として暮らしている。逆境に負けず今も逞しく生きるドクさんの姿をこの映画で映し出している。

◆『大いなる不在
上映日:9/20(金)~10/3(木)
卓は、ある日、小さい頃に自分と母を捨てた父が警察に捕まったという連絡を受ける。妻と共に久々に九州の父の元を訪ねると、父は認知症で別人のようであり、父が再婚した義理の母は行方不明になっていた。卓は、父と義母の生活を調べ始めるが――。
森山未來×藤竜也が織りなす、世界の映画祭が絶賛したサスペンスヒューマンドラマの誕生。

◆『認知症と生きる 希望の処方箋』※旧作料金
上映日:9/20(金)~9/26(木)
特効薬のない病、認知症が増えている中で、人々は認知症とどう付き合って生きていくのかが問われている。認知症の症状を薬で和らげたり、進行を遅らせたりする様々な療法があるが、本作では、名古屋の病院で音楽療法を実践する二人の音楽療法士にスポットを当てる。うどん屋を営んでいた夫婦、脳梗塞で半身麻痺になった女性、認知症高齢者グループホームで療養する男・・そんな彼らに、音楽療法士が、優しく音楽を投げかける。相手の病状と人生を鑑みながら適切な音楽療法を施していく。まだ知られていない音楽療法。音楽と人の深いつながりの中に希望が見えてくる。

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