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2024.04.14(日)

イベント

『ディス・マジック・モーメント』舞台挨拶レポート!!

平素よりシアター・エンヤをご愛顧いただき誠にありがとうございます。

4月13日(土)に実施しました『ディス・マジック・モーメント』舞台挨拶のレポートです!
リム・カーワイ監督にご登壇いただきました。

▼作品紹介『ディス・マジック・モーメント』
日本のミニシアターは、現在136館(コミュニティシネマセンター「映画上映活動年鑑2022」より)で、世界でも有数の“独立系ミニシアター大国”。家族経営、クリーニング店兼映画館、市民がつくる映画館、文化財として観光名所になった映画館…。一概に“ミニシアター”と言っても、その成り立ちや経営は多種多様。共通するのは“映画が好き”“映画館が好き”という思いだった。 大阪を拠点に活動する映画監督リム・カーワイは、2022年、コロナ禍のミニシアターを行脚したロードムービー映画『あなたの微笑み』の公開を前に、舞台となったミニシアターに次々と困難が降りかかっていった…。同年4月に首里劇場の金城政則館長が急逝し閉館が決まり、5月にサツゲキが経営は継続するも民事再生法を申請、8月末をもって豊岡劇場が一時休館、8月10日の旦過地区の火災により昭和館が全焼した。そしてついにリム監督の本拠地大阪のテアトル梅田が9月に閉館が決まった。居ても立っても居られなくなったリム監督は自らインタビュアーとなって、ミニシアターを駆け巡る!ミニシアターを訪ね、劇場を支える人たちの思いに耳を傾け、見えてきたものとは──。

今作『ディス・マジック・モーメント』は2022年9月末、テアトル梅田閉館間際に撮影が開始され、2022年10月にはシアターエンヤにも取材をされました。リム・カーワイ監督に全国のミニシアターを巡った感想をお聞きしました。
「完成までの期間が限られている中、スケジュールの調整が大変だった。取材希望日の約1週間前に連絡を取り撮影をしたが、急なアポにも関わらずどのミニシアターの方も暖かく迎えてくださり、とても助かった。」と振り返りました。
また「各劇場の支配人におよそ30分語ってもらい、それを短く編集した。仮編集段階の映像を各劇場に送ったが、大事な部分をカットしてしまっていないか、ドキドキした」と話されました。

シアターエンヤの甲斐田館長も、唐津で22年ぶりに映画館を復活させるにあたり、全国のミニシアターを見て回りました。そこで感じたのが、「この人がいなくなったら、この映画館どうなるんだろう」という、人(支配人や経営者)に依存した映画館が多いということ。どうすれば持続可能な映画館になるかを考え、劇中でも紹介されるシアターエンヤの“上映料だけに頼らない”仕組みを考えました。

・お客様の鑑賞料金
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リム・カーワイ監督は「ミニシアターの皆さんは、意外と他の映画館のことを知らない。実際に『シアターエンヤのこのやり方いいね』と言ってくれるところもある」と話され、甲斐田館長は「映画館をやるには最低30万人の商圏でないと無理だと言われていた。人口11.5万人の唐津で、この仕組みで映画館ができれば、それは全国の同規模の街の希望になる」と想いを語りました。

リム・カーワイ監督に、印象に残ったミニシアターをお聞きしました。
「一番印象に残っているのは、秋田県にある御成座。映画館を経営することになった経緯や、手描きの絵看板、映写技師が映画館の2階で生活していたりと、全てがユニークだった」と振り返りました。

お客様からは「以前通っていたミニシアターが登場してうれしかった」との声や、「ミニシアターがなかったら、文化が失われて、味気ない暮らしになってしまう気がする。全国のミニシアターには頑張ってほしいし、ミニシアター同士で交流が生まれればいいと思う」などの感想が挙がりました。

最後にリム・カーワイ監督は、「映画監督になる前はミニシアターに通っていた。映画を作るようになってからは、ミニシアターに自分の作品を上映してもらっている。恩返しの意味も込めてこの作品を作りました。一昔前『ミニシアター』と言えば映画マニアしか行かない場所という認識だったが、近年は『ミニシアター』という言葉が一般的になってきている気がする。そんな『ミニシアター』の”今”を映したこの映画を、是非友達と観にきてください」とメッセージを送りました。

映画『ディス・マジック・モーメント』はシアターエンヤでは4/18(木)までの上映。
日本全国・そしてなんと香港でも上映されています。

今回の舞台挨拶を通して、街の人の想いを汲んでシアターエンヤが作られたこと、映画館が果たしていく役割を改めて思い起こすことができました。
リム・カーワイ監督監督、そしてご来場のお客様、ご参加いただき誠にありがとうございました。

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